2011-09-25  Twitterで日記を書いたりチャットしたりしてはいけない理由

mixi出張所では,狂ったように報告しておりましたが,先週からTwitterの実験をしています。

Twitterとは,どんなネットサービスなのでしょうか。新聞ではよく,「ミニブログの一種である」という説明が散見されます。たしかに,使ってみると,Twitterにはブログ相当の機能が備わっています。記事の更新情報を配信するのはもちろん,コメントを付けたり,リツイートすることでトラックバックに似た効果を得ることもできます。

ところで,使ってみて気づいたことですが,ブログというよりも,高機能版のRSSだと思いました(理由は後述)。Twitterのツイートには,文字数制限があります。最大140字しかツイートできません。

なぜ,文字数を制限しているのでしょうか。

「SMSの文字数制限が160文字だから」「サーバホストの動作を軽くするために,情報量が制限されている」という解説をどこかで見た記憶があります。私はしばらく,それを信じて疑わなかったのですが,あるユーザの挙動を見て,どうもそれは違うらしいということに気づきました。

そのユーザとは,Twitterが提供している@twinaviです。@twinaviは,「こんな情報を見つけたよ(音符)」というツイートしかしません。

@twinaviのツイートには,必ずリンクがあります。これがどういう意味なのかというと,@twinaviのツイートは,情報の実体ではなくて,情報の参照なのです。情報の実体は,Twitterの外に置かれているのです。

参照に徹するのであれば,文字数が少なくてもよいわけですね。この性質が,ブログではなくてRSSに似ていると感じた理由です。

私ね,このことに気づいてから,ツイートは情報の実体ではなくて,参照に徹した方が良いと思うようになりました。

もちろん,実体をツイートすることもできますので,無理に参照型人間になる必要はありません。

ツイッターを日記帳やチャットの替わりに使ったり,「ぼくは,いまここにいるよ(びっくりマーク)」というツイートをしたりすることが,間違った使い方であるとか,道具を誤った用途に使い続けると破綻を招くとは,一言も言っていません。