2011-10-09 キヤノンPowerShot G12買いました。ネオ一眼初体験
9月下旬,キヤノンのデジタルカメラPowerShot G12を買いました。⇒商品サイト
カメラ本体の価格は,税込み34,500円。お安く調達できたと思います。ここ数日間でさらに価格が下がったらしいのですが,底値で買うのは難しいものです。
PowerShot G12は,ネオ一眼と呼ばれているデジタルカメラだそうです。
昨今,ネオ一眼は苦境に陥っているそうです。ネオ一眼は,デジタル一眼とコンパクトデジカメ(愛称「コンデジ」)の間に位置する製品です。数年前から「ミラーレス一眼」という新しい製品が幅を利かせるようになり,ネオ一眼の立ち位置が危うくなっているようです。
さて,私は今までコンパクトデジカメしか所持したことのない人間でしたが,「価格が手ごろになった」という理由でネオ一眼に挑戦してみました。
使い始めてから3日目の感想
総評は「合格」です。
思っていた以上に軽いです。コンパクトデジカメと比べると嵩張るのですが,軽いので,持ち歩いても苦痛になることがありません。
異様に良くピントが合います。明るい場面では,手振れ補正がかなり効きます。5倍ズームしたときでも,ぜんぜんブレません。暗い場面では,手振れ補正があまり効かなくなりますが,シャッタースピードが遅くなるので仕方がないと思います。
はっきり言って,明るい場面でかつ絞りを絞って撮ったとき,1万円台のコンパクトデジカメや携帯電話のカメラと写りは大して変わらないと思いました。像の歪みが少なくて,すっきりと澄んだ仕上がりなのですが,おそらく比べてみないと分からないでしょう。薄暗い場面では,真価を発揮します。
普段は,純正のソフトケースSC-DC65Aに入れて,持ち歩くようにしています。巷の評判では,「ケースが大げさすぎる」「カメラの出し入れが面倒」などと不評みたいなのですが,私は便利に使っています。このケースは,台座部分(A)とカメラの全面から背面を覆う部分(B)のふたつに分かれています。撮影するとき,(B)は完全に外してしまうのが正しい使い方だと思うのですが(そうしないと邪魔でしょ),どうなんでしょうね。
記録メディアには,Eye-Fi Connect X2を導入しました。Eye-Fiは,SDHCメモリーカードとWi-Fi(無線LAN)機能の付いた製品です。カードをカメラに入れたままの状態で,カード内の画像ファイルをワイヤレスでPCに転送できてしまいます。PowerShot G12には,クレイドルがないので使ってみました。
撮影画像
<画像の説明>近場の公園にお出かけして,お花を撮ってみました。ありがちな被写体なのですが,勝手が分からず苦戦しました。普段,花なんか撮ったことがないから,扱いが分からなかったの。構図が難しかったです。
ネオ一眼らしい仕上がりを意識して,背景(あるいは手前)がぼけるように撮ってみました。私ね,本当は手前も背景もピントが合っている(パンフォーカスの)絵が好きなのね。「ここ観てください。ここ(びっくりマーク)」って,ピントの合う範囲を決めてしまうのって,押し付けがましい気がするんですよね。好みの問題なんだけれど。
<画像の説明>調査員です。道路の反射鏡越しに撮ってみました(写真の左下に,橙色の鏡の縁が写っています)。なんだか黒い格好をしていますが,この日は,たまたま黒装束の日だったのです。普段,縞模様の原色のポロシャツなんかを着ていると思っている人がいるのかもしれませんが,違いますからね。
撮影画像(夜の場面)
つぎは夜の場面です。露出とシャッタースピードを調節して,撮ってみました。どちらも,手持ち撮影です。
<画像の説明>ガラス張りのビルディングです。光っているものを撮るのは難しいものです。
<画像の説明>街路樹です。シャッタースピードを長めにして撮ってみました。プラスチックでできた,おもちゃのような仕上がりになりました。