2011-12-13  ばい菌部屋報告―着衣デーで大失敗―

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。

荷物が多すぎてロッカーに入らない

その日は,「着衣デー」と呼ばれるイベントの日でした。

説明を必要とする人はあまりいないと思うのですが,念のため少しだけ説明しておきますね。日替わりでイベントが開催されているお店があるのです。

「着衣デー」というのは,文字どおり,衣服を身に着けた状態でお店を利用することになります。

ところで,「着衣」だからといって,本当に普通の服を着ていたのではだめなのです。あくまで演出の一環だから,人様の興味を引くような恰好をしなければいけないのです。

話を戻しましょう。

21時,私は,迷彩柄のTシャツや,ぴったりとしたスポーツウェアをせっせと準備。それらをスポーツバッグに詰め込んで来店しました。着衣デーって初めてだったから,かなり気合を入れていたのです。

でも,バッグが大きくなりすぎていたんですよね。

お店のロッカーにバッグが入らなくて,大苦戦してしまいました。

「ああ,もう,こりゃ店員が監視カメラ見ながら笑っているわね」と後悔しながらも,なんとかロッカーに荷物を詰め込みました。

だれもイベントに参加していない

私は,迷彩柄のTシャツを着て,大部屋へ潜入することにしました。

細い眉毛1 細い眉毛2

<画像の説明>これとまったく同じ服装。毎度のことながら,「いつの写真なの?」という質問をしてはいけません。

ところが,どうでしょう。だれもイベントに参加していないではありませんか(びっくりマーク)。人はいたものの,下着一枚でだらだらしているだけ。ほかの日と,ぜんぜん代わり映えしなかったのです。

私は,「着衣デーってそんなに強制力があるものでは,ないのかもしれない」と考え込みながら,お部屋の中を一通り歩き回ることにしました。

結果,たしかに着衣の人もいたのですが,あれは詐欺イベントの類ですね。

着衣デーって,妊婦が体型をごまかすためのイベントだったのです。完全に騙されました。

どういう状況だったのか説明するのが難しいのですが,お盆にキュウリとナスに割り箸を刺して,馬と牛のお供え物を作りますよね。あのキュウリとナスに,服を着せた感じだったのです。

物凄く不気味だったという意味です。

薬丸に絡まれる

時刻は22時,私は早々,退散する準備をしていました。

「いまから某お風呂に行きましょう。まだ間に合うわ」と思いながら,ロッカー室で着替えをしていました。

そのとき,背後からおかしな生物が張り付いてきました。妖怪と呼べるほど深刻ではありませんでしたが,それは薬丸に似た妊婦でした。

「もう,ヤダ」と思いながら,私は薬丸を振り払い,ばい菌部屋から脱出しました。

某お風呂に到着して,ちょっと気持ちが落ち着きました。お風呂にはいつもの熊たちの姿が。

「やっぱりここがいちばんね。着衣デーなんて幻に,少しでも期待した私が愚かでした」と,自分の居場所を再確認するに至った出来事でした。

(どこまで本当なのやら。)