2012-03-03  mixi故人の旅―Twitterも長続きしない人々―

このお話は,かなり悪趣味です。読むと気分を悪くするかもしれないので,注意してください。

mixi故人の旅

この頃,ソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)のmixiが,下火だと言われているようです。mixiからTwitterやFacebookに移住している人が増えているらしいのです。たしかに,Twitterのツイートをmixiに転送する程度にしかmixiを利用していなくて,mixi日記を書いている人は,稀な存在になってしまった気がします。

mixiの過疎化を逆手にとって,私が最近,嗜んでいる遊びはmixi故人の旅です。

2000年のはじめ,個人ホームページの人気が下火になった頃,私は,「ホムペ廃墟の旅」というネタを考えました。そのmixi版です。(当時,ホムペ廃墟の旅は,倫理的に問題があるという理由で公開しませんでした。)

話を戻しますね。狙いは長期間,mixiにログインしていない人です。

私は,そんな人を「mixi故人」と呼んでいます。

mixi故人の日記を眺めたり,mixi故人のマイミク(かなり高い確率でやっぱりmixi故人)を芋ずる式に物色したりしています。

そんなことをしたら,面識のない人に足跡をたくさんつけてしまうことになりますよね。もう,足跡は付けてもいいんですよ。

死人を踏みつけたからといって,どうなるわけでもありません。

だって,もう死んでいるんですから。

Twitterも長続きしない人々

面白いのが,ほとんどのmixi故人は,Twitterのツイートをmixiボイスに転送しています。

ところが,そのTwitterの更新も止まっています。

どうやら,どんなメディアを使っても長続きしないし,十分に活用せずに放り投げてしまっているようなのです。

ただね,発信する情報を持っていないだとか,そもそもそんなことに興味がないという人は,やる必要がありません。だから,止めてしまうことが悪いことだとは思いません。向き不向きがありますから,何事も試してみなければ分からないのです。

ホムペもmixiもTwitterも,まず発信する情報が必要なのです。他人に伝えたいことがなければ,これらのメディアは成立しません。問題の本質は,そのことに気づけるか否かです。気づけないのなら,同じ過ちを何度も繰り返すことになるでしょう。

ところで,こういう人たちってある意味,先駆者なんですよね。いま持て囃されているネットサービスが,この先どうなる運命なのか,彼らの行動を観察すれば想像がつくのです。

関連リンク

ホムペからSNSへ活動の場を移した人たちのお話しですが,現状となんら代わり映えしません。