2013-12-06 楽天でんわをフィーチャーフォンで使うための設定
12月5日から,楽天でんわのサービスが始まりました。
このサービスに加入すると,10.5円/30秒,1分間21円で通話することができます。発信するときは,電話番号の前に「0037-68」を付けます。
似たようなものは,90年代の固定電話にもありました。「市外局番の前に,0088や0077を付けてから掛けると通話料が安くなる」というアレの携帯電話版です。
利用するときは,電話番号の前に「0037-68」を付けなければいけないわけですが,携帯電話では,たいてい電話帳機能に登録した項目を選んで発信します。頭に余計な番号(プレフィックス)をつけてから発信するには,普段とは違った操作をしなければいけません。
スマートフォンでは,専用の発信アプリを使うと,プレフィックスを自動的に付けて発信できるようです。
フィーチャーフォンでも,プレフィックスを自分で付けて発信できます。少々,操作が面倒ですが,たまにしか電話をしない人なら耐えられる手間です。
ドコモケータイ(SH-03Eの場合)
●プレフィックスを追加する
MENU → 745(7.電話機能 → 4.発着信・通話設定 → 5.発信詳細設定) → 2.プレフィックス設定
「003768」を登録。
●電話を掛ける
電話帳から電話番号を選ぶ(まだ「発信」しない)
サブメニュー → 1.発信オプション/メール → 1.発信オプション → プレフィックス → 「003768」を選択
auケータイ(W64Sの場合)
●プレフィックスを追加する
メニュー → 561(機能/設定 → 5.ユーザ補助 → 6.番号付加設定 → 1.プレフィックス設定)
「003768」を登録。
auでは,番号だけではなく登録名も登録できるので,登録名を「楽天でんわ」にしておく。
●電話を掛ける
アドレス帳から電話番号を選ぶ → 発信 → 特番 → プレフィックス付加 → 「楽天でんわ」
ソフトバンクケータイ(840Pの場合)
840Pには,プレフィックスを付けて発信する機能がありません。
ところが,国際電話を掛ける機能を駆使すると,プレフィックス付きで発信できます。
ソフトバンクケータイでも,docom/auと同様にプレフィックス機能の付いた機種もあります。
●国際電話設定をする
メインメニュー → 設定 → 5.通話設定 → 1.通話サービス → 5.国際設定 → 2.国際コード
「0037」を登録。
メインメニュー → 設定 → 5.通話設定 → 1.通話サービス → 5.国際設定 → 3.国/地域番号リスト
「楽天でんわ」「680」を登録。
補足説明:★プレフィックスが,0037-68-0になるようにする。国際電話を掛ける機能を使うと,市外局番先頭の0が自動的に取れてしまうので,これを補う。
●電話を掛ける
アドレス帳から電話番号を選ぶ → 表示 → メニュー → 1.発信 → 3.国際発信 → 「楽天でんわ」★リストの最後にある
発信履歴が電話番号になる問題
使ってみると分かるのですが,楽天でんわを使って発信すると,発信履歴の一覧には,電話帳で登録した名前ではなくて素の電話番号が表示されるようになります。
さかいのりこ こむかいみなこ まきはらのりゆき あかさかのぼる にしかわたかひろ いしだいっせい みかわけんいち
のように発信履歴を表示してほしいのに,
003768090XXXXXXXX 003768090XXXXXXXX 003768090XXXXXXXX 003768090XXXXXXXX 003768090XXXXXXXX 003768090XXXXXXXX 003768090XXXXXXXX
みたいな番号の羅列になってしまい,だれがだれだか分からなくなるのです。
名前で表示させるためには,電話帳に「003768」付きの項目を追加するしかないそうです。同じ名前に対して,「090XXXXXXXX」と「003768090XXXXXXXX」の2種類の電話番号を登録しておけば,発信履歴に名前が表示されるようになります。
繰り返しになりますが,面倒くさいと思う人は,使わない方がいいでしょう。