2023-08-27 市内某地下サウナ―時には貴婦人のように―
某日,市内某ばい菌部屋をごく軽く調査した私は,引き続き某地下サウナに行ってみることにしました。
生掘りケンちゃんとの再会
時刻は正午。受付の券売機で入場券を購入したところ整理番号が6番でした。この番号はその日の来店者数とほぼ一致します。すでに5人のお客さんが来たという意味なのです。
私は出入り口の扉を開けてみたのですが,すぐさま期待が絶望に変わりました。
「生掘りケンちゃん」ことWさん(66歳くらい)が待ち構えていたのです。よりにもよって,なぜこの人と鉢合わせしてしまうのか。
Wさんの厄介なところは,私が親しくしているIパパのお友達なのです。だから私はWさんを邪険に扱うわけにはいかず,会ったら会ったで簡単なご挨拶も必要になるのです。
以前もお話しましたが,Wさんには覚せい剤の使用疑惑あり。その日も異様なハイテンションで動き回っていました。
時には貴婦人のように
ほかにも来ていた人たちは,不可しかないという顔ぶれ。まあ,昼組は毎回こんな感じなんだけどね。
私はひとっ風呂浴び終えると,ラウンジで寛いでいました。
するとどうでしょう。奥まった場所から「当たるぅ!当たるぅわ!」(西田ひかる風の口調希望)という声が聞こえてきました。一体,何が行われているのでしょうか。だいたいの想像はつきますが。(ふめい)
貴婦人かのような黄色い声の発生源は,マツケンさんでした。マツケンさんはこのサウナの常連です。65歳くらい。
6月にお見掛けしたときは,「ウケの練習」をしていると言っていました。いろいろと挑戦してみるのは結構なことですが,年をとってから慣れないことをやろうとすると事故の元なのです。
ちらっと見た限り,汚物まみれになっていました。バスタオルで受け止めていたようですが迷惑極まりない。そのバスタオルは,洗濯の専門業者ではなくて自前で洗濯していると思うので洗浄力に心配があるのです。汚し過ぎてはいけない。
飲まずにはいられないのか
13時を過ぎると続々と来店者があったものの,私は帰る準備を始めていました。
「これ以上,居ても時間の無駄ね。損切りが必要」という判断になったのです。
以前ならお酒を飲んで3時間くらいは滞在していました。飲酒後にサウナに入ると早死するそうなので,最近は控えるようにしています。
酔っていれば見苦しい光景が気にならなくなるのと,時間の感覚が変わって長居しやすくなるのかもしれません。見方を変えれば感覚を麻痺させなければ居られないくらい市内某地下サウナは過酷な環境だということなのです。