1999-05-13  安室奈美恵展で勘違い

4日前の話をします。5月4日から5月9日まで,三越10階で安室奈美恵展が開催されていましたよね。私も見に行ってきました。個人的には安室ちゃんの舞台衣装に興味があったのだが,残念ながらそれらしき物は見当たりませんでした。入場券を凝視してみると,「衣装が展示されています」なんてどこにも書かれていないのよね。いやはや,私の勘違だったようです。(いつものことです。)

安室奈美恵展の入場券

ぼくが残念に思ったのは,舞台衣装が見られなかったことだけではありません。

「安室の顔が円形に切り抜かれた原寸大写真が展示されていて,その穴に顔をはめ込んで記念撮影できるんじゃないだろうか。もしそんな展示があるとしたらお兄さん大満足なのに。」

ぼくは「a walk in the park」*1のアリンコ頭を疑似体験してみたかったのですが,やはりそのような奇怪な仕掛けはありませんでした。安室ちゃんはぼくが思っているより防御が堅いようですね。

*1 余談だが‘a walk in the park’のビデオクリップはサイバネティックスな絵作りがたまりません。

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1999-05-06  散髪未遂

実はここ5週間,髪を切ってません。以前は3週間おきに散髪していたんですけど,だれに見せるわけでもないし,だれかからチェックされているわけでもないので,この頃髪の毛なんてぐちゃぐちゃのままです。でも我慢もそろそろ限界,「今日こそ髪を切らなければ…」そんな意気込みで行き付けの理容室(というか床屋さん)へ出向きました。

ところが,ぼくはお店を目の前にして唖然としました。なんと連休前に閉店していたらしいのです。「不景気でテナント料払えなくなったのかな。」なんてオラオラ・ショップ閉店以来の衝撃です。

ということで今日も散髪失敗です。今ぼくは髪の毛を短く刈上げてくれる床屋さんを探しております。それにしても面倒なことになりました。新しいお店だと,最初に事細かに髪型の説明をしないといけないのよね。さてどう注文しましょうか。

「両端は7mm*1のバリカンで上に突っ切るように刈上げてもらって,前髪はちょっと長め。それからあとは適当にしてください。眉毛は変になったらなったで,気に入らない部分は自分で描きますから,思いきっていじってください。」

これだと「適当にしてください。」という個所がどうも曖昧です。だからといって

「木○べんのイラストのような髪型にしてください。」

ですとかなり正確に言い当てていることになるんでしょうけど,分からない人にはさっぱり分かりません。なによりヨコ漏れが心配です。そこでぼくがよく使う手は,

「太陽族って分かります?あれを現代版っぽくしたような雰囲気で願いします。」

です。この方法だと,ほとんどの人に通じるみたいです。いずれにせよ初回で複雑な注文をすると危険(とんでもない髪型になってしまう可能性が大)だと思うので,大人しめにしておこうと思います。オラオラ。

(最後の最後で意味不明)

*1 うろ覚えなもので,本当に7mmのバリカンだったかどうか知りません。ちなみに(7mmより)もう一段階短いバリカンの刃は3mmだったと思うのですが,ぼくの場合3mmだと短すぎて凶悪犯どころの騒ぎじゃないです。どこか病んでいそうで,いえ確実に病んでいるようにしか見えなくて怖いの。

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1999-05-03  パパはなんでもお見通し

連休いかがお過ごしでしょうか。今日ぼくは髪を切るつもりで外出したのですが,なぜかその足で旭屋書店に行ってしまい,いつものように本を買って帰ってきてしまいました。今日入手した本の中で気になる一文があったので紹介しましょう。※“WIDE Project 編/村井 純・吉村 伸:『インターネットオペレーション』,1999” pp.236 より引用

httpプロキシキャッシュサーバ:学生のネットワーク利用のほとんどがWeb参照である.また,不思議なことに学生の場合は友人間で同じページを参照する傾向が高い.

むむむ,完全に手の内読まれてますね。

A 「あ,このページおもしろいよ。」

B 「え?どこどこ?URL教えて。」(URL読み上げるのは面倒くさいから,URLを伝えるためにメールかメッセージサービスを使う。)

A 「今メール送ったよ。」

B 「おっ届いたぞ。どれどれ。」(カットアンドペーストでダイアログにURLを流し込む。)

という具合です。偉い先生たちって見ていないようで見ているものなんですね。パパはなんでもお見通しのようです。

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1999-05-02  みんなの不自由

大型連休も中盤に差し掛かり,街角は親子連れで賑わっております。ぼくの連休の過ごし方をお話しますと,どういうわけかゼミ室のコンピュータの設定作業に追われております。ここのシステムがとにかく問題だらけなのよね。まるで開発環境になっていないんだから。「もしかして今までWebブラウザしか使ってなかったんじゃない?」と疑いたくなるほどです。(実際そうなんでしょうけど。)

閑話休題。

午後8時頃,1階の自動販売機へコーヒを買いに行ったら,某専攻のI藤くん(伏字になってない気が…)とばったり会ってしまいました。なんでもI藤くんは最近彼女に振られたとかでとっても落ち込んでいるのです。ぼくはI藤くんをゼミ室に引きずり込んで,事の真相を聞き出すことにしました。

(以下はI藤くんと私とのお話。)

あなたは本当にアナタですか?

I藤くん 「彼女とはPメールで知り合ったんだ。」

私 「PメールってPHSのやつ?ずいぶんハイカラな遊びしてるのね。」

I藤くん 「それでさ,実際逢ってみたんだけど,ぜんぜん印象が違うんだよね。メールだといろいろ話してくれるのに,(実際逢ってみると)なんか違うの。目の前にいるこの人と,メールのやり取りしていた人とは(同一人物であることは紛れもない事実なのだが結果的には)別人なのかなって。」

私 「なんだかありがちな話ね。ユミだったら実世界と仮想現実の世界って,はっきり分けているわよ。だから(パソ通入れたらネット歴9年だけど)今まで当り障りがあったことなんて一度もないわ。」

女の子にモテないのは見た目がぱっとしないから?

I藤くん 「ぼくってモテそうに見えないのかな。」

私 「はっきり言うけど,ぜんぜんイケてないわよ。でもね見た目がぱっとしないのは,仕方のないことなんじゃなーい?」

I藤くん 「やっぱり着る物に気を使ったりしないとだめなのかな。」

私 「それは無理でしょう。ワタシらの業界で専門誌(他,諸々の機材)に投資するのを止めたら,それって自殺するようなものよ。お金の使い道に優先順位を付ければ,服なんてものは最下位でしょうね。」

I藤くん 「そうだよね。」

――「そうだよね。」で終わっちゃうと,なんだか悔しいから続けるわよ。――

私 「それにね,ファッション雑誌の記事に「カッコイイ男になる」という特集はあっても,「知的な男になる」なんていうのは見たことがないでしょう。どうしてか分かるかしら?」

I藤くん 「どうして?」

私 「そんなの簡単。難しいことを記事にしても売れないからよ。あの手の雑誌って,その辺の地べたに座っているようなブサイクなガキでも分かるように,かつ実践できるように作られているのよ。結局ね,(髪型が良い例だけど)見た目を細工するのって,その効果ってものがだれにでも分かり易いものなの。私たちが目指していることって,それとは違うのよね。」

――I藤くんは,性格は悪くないし磨けばそれなりに光る子だと思うから,いずれは幸せになれると思います。保証はできませんけど。――

他の人と話合わないんだけど,どうしたらいいんでしょう。

I藤くん 「この前高校のクラス会があったんだけど,なんか気まずかった。「今何やってるの?」って訊かれてさ,自分の研究の話してもだれも分かってくれないんだもの。」

私 「そういうことって確かにある。」

I藤くん 「そうでしょ。一言じゃ説明できないよね。」

――これは日常よく経験することで,専門的な分野であればあるほど説明するのが難しいのです。専門用語を並べてみてもまるでチンプンカンプン。――

私 「ユミだったらね,無理に研究の話しないようにしているよ。というよりも,同じゼミ内でも似たような現象が起きているわ。私の相方なんて私が今何をやっているか,何を目指しているか全然把握できていないもの。」

専門分野の話し相手がいない云々というのは,ぼくにとっても切実な悩みです。I藤くんはデータをスプラインで補完するプログラムの書き方に困っていました。ぼくは統一モデリング言語に興味があるのですが,学内で話し相手になる人がいなくて困っています。

(もっとも,話し相手になる人がそのへんに大勢いても怖いんですけど。)

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