2022-01-30  生ける死神としての生き方

私が行きつけの市内某スポーツ用品店が,来月で閉店することになりました。

私が通うようになった店は,かなりの確率で廃業に見舞われます。

「沈む船から鼠は逃げる」という実しやかな話の反対。終わりゆく物事を嗅ぎつける能力があるのか,ただの気のせいなのか何なのか原因は不明。

虹色業界のお店に至っては,恐ろしいことに過去10年間で5店も閉店しています。自分で「生ける死神なんじゃないか」と思ってしまうくらいの偉業(ふめい)。

――という話を以前,かの「ら◎ぞう」氏にうっかり話してしまったことがあります。「なんて恐ろしいんでしょう。うちの店にだけは絶対に来ないで頂戴ね」と強く咎められました。(どこまで本当なのやら。)

もちろん,お店の人には内緒なのです。「私が通い詰めるようになった店は潰れる。もうこの店は邪鬼に取り憑かれている」なんて,従業員やママに公言しようものなら,どうなりますか。店から摘まみ出されるだけでは済まなくて,豪快に塩をぶち撒かれることでしょう。

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2022-01-23  インターネットポルノ中毒の恐怖

某日の夜,お知り合いの某パパから電話がありました。

パソコンの調子が悪いから見に来てほしい」そんな内容でした。つぎの日曜日,パパのお家にお邪魔してパソコンの様子を伺うことにしました。

「フォト」でエラー

パパが言うには,「画像が表示されなくなった」とのこと。一体,何が起きているのでしょうか。

エクスプローラから画像ファイルを選択,ファイルを開くと「フォト」という最近のWindowsに標準搭載されているアプリケーションが起動するのですが,その「フォト」で画像が表示されないというのですよね。

「どれどれ」と言うわけで試してみたら,通信がタイムアウト(時間切れ)したみたいなエラーメッセージが表示されました。ローカルHDDに保存したファイルを開こうとしてタイムアウトって,そんなことがあり得るのでしょうか。

調査を続けてみると,原因は確かにタイムアウトなんですよね。SMR方式(瓦磁気記録方式)ハードディスクドライブの問題ではないかと思いました。SMR方式のHDDって低速病的な状態に陥ると,名前のとおり極端に性能が低下してしまうのです。パパのPCは8年前の製品なので尚更。

私は低速病に陥ったSMR方式のHDDを高速化する術など知らないのですが,とりあえず不要なファイルを削除して空き容量を増やすとともに,同時に複数の作業をしないようにお願いしてストレージの負荷を減らすことにしました。気を付けて使うようにしてもらったら,タイムアウトしなくなりました。

インターネットポルノ中毒の恐怖

さて,パパが鑑賞できずに困っていた画像ファイルというのは,お察しの通りポルノ画像です。

この人は,40代後半で早期退職してから,およそ20年間,朝から晩までインターネット上のポルノ画像を収集するという生活を続けているのです。「ポルノ中毒」という言葉は知っていましたが,まさか当事者(患者)が身近にいたとは。

集めたファイルの総容量は現在,70GBほどにもなります。

以前この人は,「人生で何かを成し遂げたという経験がない」みたいな弱音を吐いていたのですよね。朝から晩までエロ画像を眺める生活をしているだけで,何かを成し遂げた気分になっていたとしたら,それはそれで別のご病気だと思うんですよね(有害)。

ただし金銭的に窮地しているわけではないし,もうお年がお年ですので今更,治療の対象になるのか私には分からない。このまま寿命まで引っ張ることになるのでしょう。

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2022-01-12  キリン氷結「シャルドネスパークリング」

月曜日,市内某銭湯を調査してきました。あくまで調査が目的です。

湯上りにお酒でも飲もうかなと思って,銭湯に入店する前に最寄りのスーパーマーケットに立ち寄ることにしました。

アルコール分5%の酎ハイを探してみたのですが,最近はアルコール分9%台のストロング系酎ハイが幅を利かせているご時世。アルコール分5%の酎ハイは品揃えが少ないようで,店の売り場を探し回る事態になりました。

レモン味やグレープフルーツ味には飽きていたので,キリン氷結「シャルドネスパークリング」というマスカット味の缶酎ハイ(350ml)を買うことにしました。

銭湯の脱衣所で飲んでみたら,これがキリンの「シャッセ」にそっくりだったので軽くヨコ漏れ。シャッセといえば,1990年代に人気を博した炭酸飲料なのです。

当時,観月ありさちゃんがテレビコマーシャルしていた映像とともに「伝説の少女」と「TOO SHY SHY BOY!」の楽曲が頭の中に流れたくらい。(おかしな誘導電波を受信したのではありません。)

もちろん私の記憶にある味でしかないので,ほかの人が飲んだら別物に感じるのかもしれないんですけどね。シャッセは微炭酸でしたが,氷結は微炭酸でもなんでもないしお酒なので,シャッセと比べるとパンチがかなり効いている感じです。

「こんな安酒でも小奇麗なグラスに注げば,少しは高級に見えるのかな」と考えながら酎ハイを飲み干したのでした。

余談ですがこの話,最初はヴァーチャルY兄貴に語らせようと思っていたのですが,元祖ヴァーチャル兄貴のミニラさんが下戸のはずなのでヴァーチャルY兄貴が飲酒してしまうとヴァーチャル兄貴の世界観が狂ってしまうことなります。よって没になりました。意外な事柄にタブー設定が存在するのです。オラオラ。(最後の最後でなぞ)

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2022-01-03  新年早々怖い話―原因不明・異常な精神状態―

ただいま午前2時です。

新春姫始めとして日中,市内某地下サウナに行ってきたのだが,それからというもの妙に目が冴えてしまい,さっぱり眠れません。

「まさか何か盛られたのか?」と考えてみましたが,おそらくラウンジで休憩しているときに飲んだコーラが原因です。私,カフェイン下戸らしくて昼にコーヒーを飲むとその晩は眠れなくなるのです(だから普段はコーヒーを飲まないようにしている)。コーラにも少量のカフェインが含まれているので,そのせいかなと。

ただ気になるのは,ラウンジで妙な臭いのする煙草を吸っている人がいたのです。あれが本当に普通の煙草だったのか,いまとなっては確かめようがありません。

私,この手の遊び場で似たような事件に遭遇したことが4年前にもあります。

その日は,ばい菌部屋を2店梯子したのだが,2店目に入店してから30分後くらいに意味もなく笑い声を上げるようになってしまい,そうかと思ったら今度は酷く悲しい気持ちにもなり,まるで感情を誰かに操られているかのような,そんな異常な精神状態に陥ったのです。

「おいおい,なんだよこれ」と客観的に分析する自分もどこかにいる始末。

「もしかしたら序盤は面白おかしくても終盤は衝動的に電車に飛び込んだり,高い場所から落っこちたりしたくなるようなヤバイやつかもしれないわ」と思い(「客観的な自分」がそう分析した),とにかくその場から動かないようにして,だいたい落ち着いたところを見計らってタクシーで家に帰りました。

後日,原因を考えてみました。最初は,薬理作用のある何らかの残り香を嗅いでしまったのではないかと思ったのですが, 2店のどちらも変な臭いがしたという実感はなく原因は,皆目見当がつかない。非接触型の攻撃とでも言うのか,だれかに直に何かされたというものではないことだけは確かです。

お酒も飲んでいたので,お酒を飲み過ぎたのが悪かったのではないかと結論付けたのですが,後にも先にも,飲酒したくらいで似たような精神状態になったことは一度もありません。

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