1999-02-19 はじめよう入院生活
まだ卒業式すら済ませていないけど,1999年度のYUMIゼミが始まりました。今ぼくは入院*1準備として,基礎研究に専念しております。研究といっても,アサガオやホウセンカの観察日記をつけているのではありません。(消費税率引き上げ前に買い置きしておいた鉛筆や消しゴムに記名しているだなんて,口が裂けても言えません。そんなこと恥ずかしすぎて。)
話を戻しましょう。研究の正体とは卒論の手直しです。私も(鈍感だから)最近まで気づかなかったのですが,卒論というのは発表が終わったらそれでお払い箱になるものではなくて,その後も育て上げていくものなのです。改善の余地があるから続けていると言ってしまえば,それまでなんですけどね。
ということで,今ぼくはお健やかな春休みを満喫しているのではなくて,三点攻め*2されているかのように悶えております。作業量が多すぎるんです。だれかに手伝ってもらいたいんだけど,私の回りには役に立ちそうな人がいません。ぼくの入院生活はお先真っ暗です。
*1 大学院に入院するのよ。なぜってビョーキだから。どこか悪いから。
*2 三点というのは「力点・始点・作用点」のことかもしれません。ちなみに,腹筋の力を加減すると長く楽しめます。(ふめい)
1999-02-16 これ以上モレません
昨日は卒論の発表会でした。数か月もの間,多い日の禁断症状に苦しみながら取り組んできた卒業研究。ついに舞台に上がる日がやってきました。
それで肝心の演技はどうだったのかというと早産でした。出だしからモレ気味で心配だったのですが,後半いつものようにクネクネ,そのまま自爆してしまいました。でも大丈夫です。ちょっとヨコ漏れしちゃったけど平気です。私って元々恥ずかしい場所(多い場所とも言う)から生まれているんだから,恥ずかしいことには慣れっこなはずです。
ということで,卒論も終わり今日から春休みなのだが,春休み中も毎日学校へ通うことになりそうです。再デビューの際にピンク レディーの二の舞を踏まないためにも,ぼくは“りはびり”し続けます。イケてるお兄さんとよばれたいから。
(ふめい)
1999-02-07 裏切りのイルカ
先月27日,近所のヨドバシカメラでMicrosoft Word98を購入しました。アカデミックパックのお値段は4,700円。これまで,Microsoft Works4.0でレポートを作成していた私もついにWord導入です。(普通,レポートってTeXを使って書くものなんでしょうけど,私はTeXを使ったことがありません。)
実はWord98を導入するにあたって,一つ心配なことがありました。私が今使っているマシンは3世代くらい昔のものなんです。Word98はその名のとおり1998年製のアプリケーションです。普通,古いマシンに最新のアプリケーションを導入すると,碌なことになりません。「実用的な速度で動くのかしら。」とちょっと心配だったのですが,使ってみると予想よりも動作の軽いアプリケーションでした。競合する「一太郎」の影響もあってか,(機能もそうですが)動作速度に関しては最適化が行き届いている印象を受けます。
話は180度変わります。
Microsoft Office(Word,Excel,Access,Power Pointなど)には奴がいるんです。そう,あのイルカです。知らない人のために,このイルカが一体何物なのか説明しておきましょう。このイルカは「ヘルプ」なのです。「ヘルプです。」と突然言われてもますます意味不明でしょうから,さらに詳しく説明しましょう。普通,アプリケーションの「ヘルプ機能」はソフトウェアの使い方を調べるものです。このイルカは,その「ヘルプ機能」にキャラクターのアニメーションを付け加えたもので,無味乾燥な「ヘルプ機能」を華やかにしてくれるのです。普段は画面の隅っこで激しく動き回っています。
イルカに質問したいときは,イルカをクリックします。
「(SPEEDの)仁絵ちゃんをキレイにするには」という質問をしてみましょう。この今世紀最大の難問をイルカはどう答えてくれるのでしょうか。
このように,まったくデタラメなことを言うのです。ぼくが知りたいのは,仁絵ちゃんをキレイにする方法なのにイルカったら教えてくれません。イルカはいつもイジワルです。(なぞ)
イルカは質問に答えてくれるだけではありません。Wordを起動する度に「今日のひとこと」というのが出てくるのですが,これもほとんど役に立ちません。ちなみに,先ほど表示された「ひとこと」は強烈でした。
今日のひとこと:最善をつくしましょう。そうすれば、何が起ころうとも、万事は天のおぼしめしです。
イルカは何がいいたいのでしょうか。イルカの「ひとこと」に悪意を感じるのはぼくだけでしょうか。もうちょっと濃い話をしてほしいんです。例えば,「某公園ではライトを2回点滅させるのが合図です。」とか,「グリセリンの分量を間違えると,ただれて大変なことになります。」とか,「騙されてはいけません。あの人が年中日焼けしているのは,素顔が犯罪だからです。」とかね。
ぼくとイルカとの戦いはこれからも続きます。最近,殊にイルカが暴れるので,イルカの餌にホウサン団子を混ぜておこうと思います。これで多い時でも安心です。
1999-02-04 漂流生活が終わらない
ただいま午前3時です。今も卒論書いております。
ここ数か月間,卒論べったりの生活が続いているからでしょうか,今の私って重症なくらいイケてないです。髪の毛はボサボサ。爪も磨いてないし,眉毛もトリミングしてないし,着てるものは相変わらずダサイしで,まるで某駅前便所を漂流しているかのようです。
数日前AMくん(仮名)と話をしていて,とても気まずい出来事がありました。どうもAMくん(仮名)はメモリ ダンプの画面を見たことがないと言うのです。ぼくは途端に心配になりました。ぼくたちのYUMIゼミは失速しているのではないかってね。「AMくん(仮名)はメモリが線形構造だって分かっているんだろうか。」とか,「機械語の存在を理解しているのだろうか。(高級言語のコードがそのまま実行されていると思い込んでいるのでは)」などなど,ぼくの心配事は増えるばかりです。
卒論が終わらない。作っているものが(高度ではないけど)複雑すぎて先生もすでに理解不能。理由は分かっています。ぼくが求めすぎるからです。
(私が逸脱しているからではない。)
1999-02-01 わたしは満足したい
満足といっても卒論のお話です。今も卒論書いておりますが,かなりしんどい状況です。書く事が多すぎて,締め切りまでに間に合うか危うくなってきました。この切羽詰った感覚は嫌いじゃないんだけど,ぼくが満足できない仕上がりのまま提出する羽目になってしまうんじゃないかって,ただそれだけが心配です。
今ぼくを見守ってくれるのは,Word98のイルカヘルプだけです。
ああ,わたしは満足したい。